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仏壇仏具のまごころショップ安伽堂(あんかどう)店長の内山です。

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■仏事のQ&A

Q1.

日々のお勤め心構えと方法について

A1.

仏壇は買っただけでいいというものではなく、日々お勤めをしなくては意味がありません。仏様ご先祖様へ祈りを捧げることにより初めて価値あるものになるのです。
仏壇へのお参りで重要なのは、もちろん仏様ご先祖様への感謝の気持ちです。私たちが無事に毎日を過ごすことができるのも仏様ご先祖様のおかげです。その気持ちを、ご本尊をおさめた仏壇に捧げることが、仏様ご先祖様への何よりもの供養となります。
お祈りを捧げること自体が人間の謙虚な心を育て、すがすがしい気持ちをもたらしますが、よい家庭環境を育てるという役割も果たしています。例えば、一週間に一度でも家族全員で仏壇の前に座っている家庭では、家族全員が心を一つにするという尊い時間を過ごすことができます。
また、親が毎日お供えをしてお祈りをしている家庭では、たとえ子供がお参りをしていなくても自然と子供の心に仏様ご先祖様への敬愛の気持ちが育ってくるものです。子供は親の背中を見て育つのです。
仏壇でのお勤めは毎日行うことが大切です。本格的にお経を読むことも大切ですが、最低限のことでも続けるということが何よりも大切なのです。毎朝仏様ご先祖様にお祈りすれば、必ず一日を健やかな気持ちで過ごすことができます。
《日々のお勤めの仕方》
  1. 朝起床したら、まず仏壇の扉をあけます。扉をあけるときには、合掌し、軽く一礼します。仏壇の扉の開け閉めは、かならず毎日行ってください。
  2. 家族が朝食を食べる前に、仏飯、浄水(お茶)、花などを供えます。毎日が難しければ、最低でも週のはじめの月曜日とか、月一回にはお供えをしてください。
  3. お供えをしたら、ロウソクに火を灯し、線香をたき、リンを鳴らし、合掌礼拝します。この時に読経を行うのが理想ですが、できなければ合掌礼拝のみでも構いません。仏様ご先祖様への感謝の気持ちを捧げて、供養をしてください。
  4. 家族の食事の後、お供物を下げ、ロウソクを消し、内扉を閉じます。

Q2.

香と線香の回数や使い分けについて

A2.

線香の本数や焼香の回数は、宗派によって違いますが、あまりこだわる必要はありません。
例えば真言宗や天台宗では、線香は三本(焼香の場合は三回)供えることになっています。供えられた三本の線香には、それぞれ仏・法・僧の意味がこめられています。身・口・意の意味を持つという説もあります。
浄土宗も三本(焼香は三回)で同じ本数ですが、その意味は、現在・過去・未来三つの世界の仏様にお香をお供えするためだとされています。
曹洞宗では線香は二本(焼香は二回)それぞれに戒律と禅定という意味があります。
日蓮宗と臨済宗では、線香を一本お供えします。
真宗や日蓮正宗も、線香は一本(焼香は一回)ですが、線香は立てずに香炉に横に寝かせます。 一応このように定められていますが、葬儀の時などは、お香を焚きすぎると部屋に煙が充満してしまいますし、時間の節約という点を考えて、一本(一回)で済ませたほうがいいでしょう。 仏壇への日々のお参りでも、必ずしも決まり通りの本数の線香を供えなければならないわけではありません。毎日お参りをするのならば一本でも十分ですし、二つに折って半分ずつ使ってもかまいません。ただ、誰かの命日などの大切な日には、宗派で定めている正式の本数をお供えしてください。
大切なことは、心をこめてお香を供えることで、本数はあまり大きな問題ではないということです。
一つ気をつけたいのが、線香に火をつけるときです。ロウソクで灯した炎を消すときに、息を吹きかけて消してはいけません。仏教では、息は不浄のもの、けがれたものとされているからです。手のひらをうちわのようにして風を送って消すか、ロウソク消し用のうちわを使うのがいいでしょう。
なお焼香と線香は、宗教的には特に違いはありません。 抹香は粉状のお香ですが、火種が必要なことや、比較的高価なもののため日常的に使う人は少ないようです。それに対して線香は、扱いやすく、金額的に求めやすいものが多いため、日々のお参りに用いられることが多いのです。

Q3.

四十九日法要について

A3.

仏教では、人間は死んでから四十九日後に生まれ変わって新しい生を授けられると考えられています。そして人間は四十九日の間、有でもなく無でもない中間的な存在としてさまよっているのです。この状態を「中有」あるいは「中陰」と言い、この期間の供養は特に大切なものとされているのです。
亡くなった命日から数えて七日目ごとに、初七日(しょなのか)、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)、五七日(いつなのか)、六七日(むなのか)、七七日(なななのか)の七回を忌日としています。
《四十九日の法要の手順》 まず施主を決めます。故人に一番近い人、一般的には葬儀の喪主を務めた人が施主になります。法要を行う場所は、菩提寺とするのが普通ですが、自宅などでも行う場合があります。 お墓が菩提寺にある場合は、施主が菩提寺の僧侶と相談の上、法要の日程を決めることになります。遅くても1カ月前までには法要の予定日時、法要名、参会者の人数を僧侶に伝えましょう。その他に、施主が手配するべきものとして、引き出物の準備やお布施・お供え物の準備、法要後の会食料理と席順を決める事などがあります。
法要の進行は、僧侶の読経に始まり、焼香、僧侶の法話、お墓参りとなります。
《開眼法要について》 四十九日の法要の時に、位牌の開眼、お墓への納骨法要も併修されるのが通例です。納骨法要は、墓前に参会者が集まり、お骨をカロート(納骨棺)におさめてから僧侶による読経が行われます。位牌の開眼法要は、白木の内位牌のかわりに本位牌を調え、菩提寺の僧侶によってお性魂を入れてもらいます。今までの内位牌は魂抜きをして菩提寺に預かってもらいます。また、新たにお仏壇を購入されるのであれば、この時がよいでしょう。ただし、ご本尊については、宗派によっては菩提寺を通じてしか求めることができないので、菩提寺に確かめましょう。

Q4.

法事の準備について

A4.

法事とは、仏教の行事のことをいいますが、普通は中陰供養・月忌供養・年忌供養など、追善供養や追善回向をするために営む仏事のことをいいます。
追善供養とは故人のために後から追って善い事や福を捧げるという意味です。こうした法事を行うことで故人や先祖の霊が安らかにすごすことができるといわれているため、追善供養は欠かすことができません。また、自らの信仰、信心を高めていくことにもなります。
法事は家族だけで営む小規模なものから、五十回忌、百回忌のような大規模なものまであります。
●併修
同じ年に事なる年忌が重なり、年回の若い方の故人に合わせて2つ以上の法事をまとめて営むことを「併修」といいます。併修は同一年度内に限って認められるのが原則ですが、2、3年以内の年忌をまとめて行うこともあります。ただし、一周忌や三回忌は単独で営むべきです。
《法事の準備》 まず、法事を営む旨を壇那寺の住職に、遅くても1カ月前までには相談し、それから日時と場所を決めましょう。営む場所は自宅や壇那寺が一般的です。日程は故人の祥月命日が普通ですが、変更する場合は命日より早目に取り決めましょう。併修は、必ず年回の若い方の故人の命日に合わせて営みます。
参会者は、一周忌までは親族の他に、近親者、友人、知人など故人がお世話になった方を招きます。三回忌以降は親類縁者や身内が中心となります。案内や通知は電話連絡でも構いませんが、普通は葉書か封書を発送します。案内状には誰の何回忌の法事なのかということ、日時と場所、会食(お斎)の有無を明記します。
出席者の人数を確認できたら、引出物を用意します。参会者への引出物は、先祖からの心づくしという意味合いがあります。引出物の表書きは、黄白あるいは銀一色ののし紙に、上に「粗供養」「志」とし、下に施主の家名を、右肩に故人の戒名・法名と何回忌の供養かを筆で書きます。法事の後に会食の席を設ける場合は、料理店に日時、人数を事前に伝えておきましょう。
自宅で法事を行う場合は、お仏壇を掃除しておきます。また、年回にあたる精霊の塔婆を、お墓にたてることもありますので、お墓は法事の前日までにはきれいにしておきましょう。塔婆供養をする際は、早目に壇那寺に依頼しておくことが大切です。

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